ダメ人間はネット時代に生まれて幸せか
インターネットの無かった時代にダメ人間が生まれていたら、はたして地獄だったんだろうか?
くらげネコなんかネットのある時代に生まれてきてよかった!ってしょっちゅう言ってるしな。
今日のテーマはそんな所を語っていこうと思う。
ネットによって、コミュ障であるダメ人間の生活はかなりの恩恵を受けている。
ダメ人間でも、ネット検索する努力さえ怠らなければ情報弱者になることもない。
人と会話する必要もなく、一般的なあらゆる情報が手に入る。
ブログやツイッターなどのSNSによって、ダメ人間は社会との適度な距離のつながりを持てるので、孤独を和らげることができている。
だが、ネットはダメ人間の人生の質を向上させたのだろうか。
逆に、俺はネットの普及によってダメ人間のコミュ障の度合いが悪化したんだと思う。
マリモンがいい例だから、今回は彼を例に出す。
高校中退後、マリモンは引きこもりニートになった。
将来に行き詰った彼は、現実世界で労働をすることなく、ネットのFF11の世界で、RMTによって300万円以上を稼ぎ出した。
外で働かないで、お金稼げてよかったじゃんっていうのは短絡的。
若いうちにマリモンは外の世界で働いて、コミュニケーション能力や労働の経験値を積む機会を損失したとも考えられる。
ネットがなかった時代。
TVゲームに行き詰って、攻略情報が知りたかった場合。
嫌でも周囲の人間とコミュニケーションをとって、情報交換しなければいけなかった。
そういう中で自然とコミュニケーション能力が鍛えられていっていた。
ネット時代ならパソコンに向かうだけで攻略情報収集は完結してしまう。
労働を通して世の中に貢献することで、人は社会から必要とされていると感じる。
満たされない承認欲求を解消するために、マリモンは若いころはネット世界の2ちゃんねるで大暴れしていたみたいだね。
逆の言い方をすれば承認欲求を解消するネットという道具がなかったら、マリモンは自然と外の世界に出て働いていたかもしれない。
要は何が言いたいかっていうと、確かにネットは便利だ。
だが、便利すぎて本来、自然に対面して鍛えられていくはずのコミュニケーションの機会が失われて、結果的にコミュニケーション能力が低い人間が増えてるんじゃないかってこと。
マリモン、豚マーシー、くらげネコみたいなダメ人間が仮にネットの無い時代に生まれていたら、一人ぼっちでネットに引きこもって人生の鬱屈を晴らすことはできなかった。
そうであれば、年齢が若いころから、いやでも現実世界に自分から出て行って鍛えられるよな。
今頃は現在よりマシな社会生活を送れていたんじゃないかな。
人間って楽な方向に流れていっちゃうからね。
不便な環境にあえて置かれたほうが、コミュニケーション能力が鍛えられるってこともあるよって事だけを今回は言いたかったのよ。
今日はここまで。
そんなとこ、ほな!