ペペシチュー その2
マリモンは同棲している彼女の作ってくれた夕食を食べた。
濃厚な一発を彼女の膣内にキメると近所の実家に向かった。
実家に帰ってする事はまずは風呂だ。
マリモンはいまだに実家の風呂に入る。
独立して部屋を借りているにもかかわらずだ。
倹約家のマリモンは未だに、自分のマンションでは風呂には入らない。
老後の幸せのために厳しい倹約を自分に強いている。
毎日の風呂の水道代、ガス代もバカにならないのだ。
ユーチューバーとして成功した今もストイックなマリモンである。
そして倹約したお金は全て米国株に全集中投資である。
そんな風呂上がりのドケチ息子に対して母親は小言をいう。
マリモン母「風呂ぐらい自分のマンションで入りなさいよ!でなきゃ少しは実家にお金を入れてよね。」
マリモン「うるさいよ母さん。これも全て老後の資金を貯める為なんだから!」
そんな言い合いをする母子の前に父親が姿を現す。
マリモン父「グヘヘ、母さん、飯はまだかえ?」
マリモン母「お父さん、さっき夕飯食べたばかりでしょ。いい加減にしてよ!」
マリモン「うん?く、臭い!あ、またウンコを漏らして!!父さんいい加減にウンコはトイレでしてよね!」
マリモン父は数年前から認知症になっていた。マリモンが頑なに父親の話をしたがらないのはそのためである。
これが自分の20年後の姿だと思うと泣けてくる。マリモンが過剰に自分の老後を心配するのはそのためである。
ウンコや小便を漏らすのはまだ我慢できる。始末をするのは母親なんだから。
許せなかったのは長年の唯一の友達だった猫に、父親の認知症行動の被害が及んだことであった…。
続く