②ガチのダメ人間はブログなんか書けない
ガチダメ太郎シリーズの前回からの続き。
ある日、職場で同僚に声を掛けられるガチダメ太郎。
「お前、ブログやってんだろww」
なぜ?
職場ではダメブログをやってる事は、公言してなかったはずなのに?
ガチダメ太郎は、やってしまった。
少しでもアクセスアップに繋がるように、プライベートな情報をブログに書きまくっていたのだ。
その情報をもとに、アンチがガチダメ太郎の職場を特定してしまったのだろう。
同僚の悪口や職場への不満を書きまくっていた、ガチダメ太郎。
ただでさえ仕事ができない彼に対する風当たりは、以前よりも増してしまった。
やがて職場でのイジメに耐えきれなくなったガチダメ太郎。
ほぼバックレに近い形で仕事を辞めてしまう。
「ちくしょう!ブログのせいで仕事を失った!もうブログもやめてやる!」
しかし皮肉にも、特定騒動によってブログのアクセス数は、過去最高に爆上がりする。
当然ブログ収入も増加する。
「無職の俺に残されたのはブログしかなくなった。ダメ元で、もう少し更新を続けてみるか。」
求職期間の間も、こまめにブログを更新するガチダメ太郎。
アンチも多かったが、そんな彼を応援してくれるファンのコメントも少なくなかった。
「ガチダメ太郎が頑張っているから、ボクも頑張ります!」
「アンタのおかげで、生きる気力が湧いてきたぜ!」
そんなファンのコメントに励まされ、再就職に成功するガチダメ太郎。
再就職先も底辺職であったが、少ないながらもブログの収入も安定してきたので、精神的に安定するようになっていた。
何よりも時々来る、ファンからの応援コメントが嬉しかった。
どれだけ困難な状況にあっても諦めない姿勢が、読者の共感を呼んだ。
やがて、ブログだけでなくYouTubeにもネット活動の幅を広げる。
ガムシャラに行動する童貞キャラがウケたのだろう。
ネット収益だけで食っていけるほどではないが、YouTuber活動でも成功を収めるようになる。
やがてファンの女性とも付き合えるようになり、見事に童貞卒業に成功する。
「ああ、ブログを始めてよかったな」と心から思いながら、彼女のボロアパートのカビ臭い布団の上で、彼女の体内に放出するガチダメ太郎。
ダメ遺伝子を受け継いだガチダメ太郎ジュニアが、ダメブログを始めるのはまだ20年以上先の話である…。
「…ってオイ!
これだけエネルギッシュに物事に取り組める人間なら、コイツは完全にダメ人間じゃないだろうが!」
ってツッコミたくなる貴方の気持ちはよく分かる。
そうだよね。
本当のダメ人間だったら、アクセス数が伸びない時点でブログ止めてるもんね。
でもさ。
ブログでも何でもさ。
始めてみないと、自分に向いてるかどうかなんて分からないよね!
キミたちの挑戦を待つ!
今日はここまで。
そんなとこ。ほな!