豚マーシーの高原野菜バイト生活⑤
憂鬱な気持ちを振り払い、無事に久保さんの軽トラに並走する事に成功した私マーシー。
畑での初作業の日をいよいよ迎えたのであります。
久保「今日は草取りの作業をしてもらいます。」
草取りといえば高原野菜バイトの基本中の基本。
久保さん(おそらく高卒)、同僚2人(大学全入ゆとり世代)に私マーシーの実力を見せつける時がいよいよ来たのです。
迫「鍬(くわ)って、ボクは今回のバイトで初めて持ったんスよね。マーシーさんは経験あるから大丈夫っスよね。スゴイっス。」
これだからゆとりは困る。
今までの高原野菜バイトの経験(18日目にて夜逃げバックレ)を生かし、迫・田中さんに経験の差を見せつけようと意気込む私マーシー。
あれ?
私マーシーとほぼ同期なのに関わらず、圧倒的なペースで作業を進めていく迫・田中さん。
どんどん私マーシーの作業ペースを引き離し、グイグイ作業を進める若者2人。
あきれ顔で私マーシー(98キロ)を眺める久保さん。
豚「じつは私マーシーは昨日の晩、子供の頃に可愛がってもらっていた九州の親戚のオジサンが、亡くなった連絡を電話で受けまして。
私マーシーのメンタルは現在ボロボロなのです。
よって、私マーシーのポテンシャルの10分の1も発揮できないのです。」
説得力のある言い訳で、その場を切り抜ける私マーシー。
(よっしゃあああああ!)
まさに電光石火。
なんのためらいもなく(存在しない)九州の親戚のオジサンに亡くなっていただきました。
久保さんと同僚2人の冷たい視線を浴びながらも、なんとか初日の作業を終えた私マーシー。
母屋での風呂を頂き、タフグミでおやつタイム♪を楽しもうとリビングに向かっていた私マーシー。
花子「うふふ…。やだ~迫さん~(笑)」
リビングにて、同僚の迫さんが私マーシーの彼女、花子(精薄Eカップ29歳?)と楽しくじゃれ合って話しているのを目撃してしまったのであります。
豚「(心の声)は、は、花子さん!チ●ポがついてりゃどんな男でもいいの?
嘘でしょ?」
温厚さにかけては、常に安定した定評がある私マーシー。
しかーし!
自分の女に手を出されて黙っていては男ではありません。
迫さんに対する、しかるべきリベンジを決行する決意をしたのであります。
つまり迫さんに、この職場から去ってもらう作戦を決行する決意をしたのであります。
え?
嘘でしょ?
あるの?
からの?
今回はこれで終わり。続くよ!